こんにちは。「Legal AI Lab」所長のTomoです。
9月に入ると、書店にズラリと並ぶ「市販の模試本(予想問題集)」。 独学派の私にとって、これは自分の実力を測る唯一の物差しです。
でも、あの本を解いて採点した瞬間……胃が痛くなりませんか?
「記述抜きで150点……あと30点も足りない……」 「合格革命の模試、難しすぎないか? 本番もこんなに難しいの?」
一人で机に向かい、目標点に届かない数字を見て、「もう今年はダメだ」と心を折られてしまう。 これは独学受験生の「あるある」です。私も4回落ちているので、その絶望感は痛いほど分かります。
でも、待ってください。 AI(Gemini)と一緒に過去の敗因を分析して、ある残酷な事実に気づきました。
「合格する人と落ちる人の差は、模試の難問が解けるかどうかではない」
今回は、市販の模試本を使った、独学者のための「AI流・復習法(Aランク問題攻略)」についてお話しします。
模試本の「ランク」「正答率」を無視していませんか?
市販の模試本(LEC、TAC、合格革命など)の解説ページには、必ず小さな文字で「重要度(ランクA・B・C)」や「正答率」が書いてあります。
私は昔、これを見て見ぬふりをしていました。 「間違えた問題は全部復習しなきゃ」と思い込み、難問(Cランク)の解説を必死に読んで理解しようとしていたのです。
しかし、Geminiに私の間違えた問題を入力し、相談したところ、冷静にこう指摘されました。
[引用(Geminiの回答)]
Tomoさん、今回の敗因は「難問」ではありません。 解説に**『重要度A(正答率60%以上)』と書かれている基礎問題を、5問も落としています。** 誰も解けないCランクなんて捨てていいです。でも、このAランクを落とすと、本試験でも命取りになりますよ。
ガーン……です。 難しい問題が解けなかったから落ちたのではなく、みんなが解ける「Aランク問題」を取りこぼしたから落ちた。 これが不合格の真実でした。
「Aランク問題」だけをAIと徹底的に拾う
行政書士試験は、満点を取る試験ではありません。 300点中180点(6割)取れば、誰でも合格できます。
AIの分析によると、合否を分けるのは「基本知識(条文そのまま、有名判例そのまま)」をいかにミスなく拾うかです。
私は復習の方針をガラリと変えました。
- 模試本の解説を見る。
- 「重要度C」や「正答率40%以下」の問題は、見直しもしない(捨てる)。
- 「重要度A・B」なのに間違えた問題だけをピックアップする。
そして、Geminiの出番です。
AIに「なぜ私はAランクを間違えたのか?」を詰めさせる
解説を読んでも「ふーん、そうなんだ」で終わらせてしまうと、また同じミスをします。 だから私は、AIに壁打ち相手になってもらいます。
[案内ボックス(プロンプト)]
私は今回の模試で、**「行政行為の撤回」に関するAランク問題(基礎問題)**を間違えてしまいました。 解説には「〜だから撤回できる」と書いてあるのですが、私は「〜だからできない」と勘違いしていました。 私の思考のどこに「穴」があるのか、50代の初学者にも分かるように指摘してください。
こうやってAIに相談すると、 「Tomoさんは、『取消し』と『撤回』の定義をごっちゃに記憶していますね。そこを整理しないと、何度やっても間違えますよ」 と、根本的な原因を突いてくれます。
AIに「類題」を作らせて傷口を塞ぐ
Aランク問題を落とすというのは、基礎知識に「穴」がある証拠です。 その穴を塞ぐために、Geminiに「即席ドリル」を作らせます。
[案内ボックス(プロンプト)]
間違えた問題を写真撮ってアップしてこう入力します。
私が間違えたこのAランク問題について、 同じ論点だけど、ひっかけ方を変えた「類題」を3つ作ってください。 これを解いて、二度と同じミスをしないように特訓します。
こうしてAIが作った問題を解くことで、 「あ、こういう聞き方をされても、答えはこうだ!」 と、知識が盤石になります。
まとめ:180点あればいい。難問はAIに「捨ててよし」と言わせよう
独学だと、「どこまで深く勉強すればいいか」の判断が難しいですよね。 だからこそ、市販本のデータとAIを活用しましょう。
- 市販本: 「これはAランクだよ(みんな解けるよ)」と教えてくれる。
- AI: 「Aランクを間違えた理由はこれだよ」「類題で練習しよう」と教えてくれる。
この2つがあれば、予備校に行かなくても「合格に必要なライン」は正確に見極められます。 模試の点数が低くても落ち込む必要はありません。 「Aランクの取りこぼし」さえ埋めれば、合格ラインはすぐそこです。
次回は、いよいよテキスト選びの話。 「紙のテキスト vs デジタルテキスト。50代にはどっちがいい?AI活用前提の教材の選び方」について書きます。


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